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お米を思う、お米で伝える|こめがたり お米の話

最終更新: 2018年7月5日



山と田んぼと畑、それにぽつりぽつりと民家が点在するのどかな山合い。姫路市の北西にある伊勢というこの小さな集落には、月曜から土曜までの6日間、正午前になると色々なナンバーの車がやってきます。



お米の食事処『米ギャラリー大手前』


行き先は黒トタン屋根の古い家。築140年の古民家を改装した「米ギャラリー大手前」です。炊きたての米を食べて欲しいから、ご飯が炊き上がる午後12時に来店可能な人のみ予約受付という制約がありながらも、毎日予約でいっぱいになるお米の食事処。


なんにもない田舎で車がないと行くのが難しくて、しかも来店する前にも時間厳守。客商売に不向きな条件が三つ揃っても、いえ、逆にそんな三条件だからこそ多くの人がはるばる訪れるのでしょうか。



食の大切さに思いをめぐらせ・・・


店主は岡田源太郎さん。「昭和20年に僕のおじいさんが姫路駅前で大手前米穀店を開いたので三代目といえば三代目なんですが・・・。米屋を継ぐ気は全くなかったんです。大学卒業後は会社員になりましたし、二代目の親父にも継いでも食っていかれへんぞって言われてましたね」。


そんな心境に変化が起こったのは三十歳になった頃。会社での仕事もひと通りおぼえ、周囲を冷静に見渡せるようになったこと、子どもが生まれたことで、食の大切さや家業について思いめぐらすようになったのです。


「まぁ、最初は奥さんが興味を持ったんですけどね。子どもに食べさせるものをもっと大事に考えた方がいいんじゃないかとか。江戸時代までの野菜玄米中心だった食生活が明治になって西洋化して、その急激な変化に体も心もついていけなくなった結果がアトピーやぜんそく、精神的な幼さにも通じるんじゃないかと・・・。食べることを見つめ直したくなったんですね」。



米屋の三代目として決意


ならば、実家の米屋の三代目として日本に古くからある米の良さを伝えようと決意。その意思を二代目にある父親に伝えたところ、スーパーで米が買える時代に米を継いでも家族全員食べていけるわけがないと大反対に。


「でも、もう気持ちは米屋をやることに動いてましたからね。新しいスタイルにしなあかん、それしかないって」。



お米の素晴らしさを見つめ、こだわりの店づくり


そうして見つけたのがこの場所。築140年の廃屋でしたが、岡田さん自ら瓦を茸いて、壁を塗って、床を敷いて、約2年間かけて今の形に近づけました。


もともと日本人の食の原点であるお米の素晴らしさ、美味しさを改めて見つめてほしい、実感してほしいという思いから始めた店作り。ランチは正午一斉スタートというのもそのこだわりゆえです。


お問い合わせの方の中には、自分たちが食べたい時間に食べたいという声もあるのですが・・・。やっぱり、 炊きたてのおいしさを感じてほしいので、そこだけは説明させてもらって」と話します。



お昼に出すご飯を炊くのは岡田さんの仕事。ほどよく水分を逃すよう、木製の釜炊きを使っています。美味しいご飯を食べに訪れて、お米を買って帰る人も。もちろん、お米購入のためにご近所さんもやって来ます。


温度や湿度を考えながらの微調整が必要ですが、業務用のガス炊飯器の内釜を直火で炊くのが岡田さんのベストな炊き方。


食感はねぇ、本当に人それぞれなんです。同じお米を食べても、今日のは固いって言う人もいれば、これぐらいの柔らかさが好きって話す人もいて。家で食べ慣れてる固さってあるんだなぁとつくづく思いますね。味や香り、風味、のどごし全て合わせてのお米の美味しさなんですよ」。


ここにお米を食べに来る人には、食に興味があったり、こだわりを持っている人も多いと言います。



ただ単純に米を売るのは厳しい時代


けれども、ここ20年で米国10が半分に減っているのも事実。


「ただ単純に米を売るというのでは厳しいですね。産地や品種によっての違いを常に勉強してお客様に提案したり、お米を使った何かを考えたり、プラスアルファの魅力を作っていかないと苦しいです 」。


おからさんのお店ではお米はもちろん、山野草や器、服も販売。お米で作られた和ろうそくなどお米にまつわる品々を探しているところ。不定期にですが、音楽の演奏会や作家の展示会を行うときもあり、お米を通して、様々な出会いやつながりを感じています。


「小学校給食でも米飯が増えてきたし、雑穀米や古代米、無農薬米が気軽に買えるようになりました。お米マイスターが脚光を浴びたり、少しずつ見直されている空気は感じます」という岡田さん。


これからもここで、お米の素晴らしさを伝える計画は続きます。



米ギャラリー大手前


姫路市林田町上伊勢338

電話:079-261-4612

営業時間:午前10時〜午後4時(ランチは午後12時スタート予約のみ)

定休日:日曜日・祝日

URL:https://kamiise.exblog.jp/


岡田源太郎:お米マイスター認定第303-28-162




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