
お米と暮らし
一年を通じてさまざまなおまつりや行事がある日本。それらの多くは、お米の豊作を願い、稲作の神様を祀る儀式と言われています。
お正月
新しい年を祝うお正月。神様を迎えるために家中に飾るしめ飾りやしめなわ、神様の力が宿ると考えられていた鏡に見立てた丸いお餅=鏡もちなどのお正月のしきたりはお米作りに関係しています。
お花見
現代では桜の咲く時期のお楽しみになっているお花見。本格的な農作業が始まる前に山から降りてきた田んぼの神をもてなし、豊作を祈るために行われていました。
十五夜
九月中から下旬の満月の日限定の十五夜。稲穂に見立てたススキを飾り、月見だんごを食べながら満月を眺めます。稲の収穫を感謝するために始まったといわれます。
これらの儀式は、日本に稲作があったからこその伝統行事です。夏に各地で行われる盆踊りは、先祖の霊を供養する行事と豊作を祈る行事が一緒になったという説も。青森のねぶた祭りや徳島の阿波踊りもそのひとつだそうです。
またお相撲は五穀豊穣を祈る儀式が起源。四股を踏むのは田の神が田んぼから消えないことを祈る意味があったと考えられています。
人々の暮らしから生まれた文化風習
おまつりや儀式は豊作を祈り、感謝するために行われる特別なものですが、人々の暮らしから生まれた文化風習もあります。「田植え歌」「米つき歌」などは農作作業中に歌ったもの。みんなで土を耕したり、稲を植えながら歌ったのでしょう。
お食い初め
生後100日目頃に、子どもが一生食べものに困らないことを祈ってご飯を食べるまねをします。
枕飯
亡くなった人の枕もとに供えるごはん。愛用のお茶碗にごはんを高く盛り、中央に箸を立てます。
このような文化や風習にもお米は重要な役割で登場します。一年の折々に、そして人生の節目に、お米は私たちに深く関わっているのですね。
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