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お米でつながる人・自然・地域|こめがたり お米の話

最終更新: 2018年7月5日


「米づくりはひとりでは出来ない。たくさんの人の協力あってのものなんです。」豊岡市でコウノトリ育む農法による米づくりを実践する北村真二さんは、何度もこの言葉を繰り返しました。


「メカニックな農具を使うこともありますが、雑草抜きなどの細かな作業はてまひまかけて。気がついたら抜くようにしています。田んぼの畦に、繁殖力の強いアップルミントを植えて、カメムシなどの害虫が寄り付かないようにしています。」



「コウノトリ育む農法」とは?


コウノトリ育む農法とは、2003年度から生産者、JAたじま、兵庫県、豊岡市が連携して取り組む環境に配慮した農業。農薬の不使用(または75%削減)や栽培期間中の化学肥料の不使用、お湯による種籾の消毒、早期湛水・冬期湛水、深水管理や中干し延期などでコウノトリのえさとなる多様ないきものを育みます。生産された無農薬・減農薬米はJAたじまが「コウノトリ育むお米」として販売。株式会社お米のきたむらでは「コウノトリ育む農法米」として販売しています。




職人に憧れて脱サラ


実家が米専門の農家だった北村さんですが、最初から家業を継いでいたのではなく、一度はアパレル関係の会社に勤務。


「会社での仕事も充実していたのですが、昔から自分で作って、自分で売る職人に憧れていて・・・。親が作る米の販売を手伝っているうちに、「おいしかったよ」という声を聞ける米づくりっていいなと思うようになりました。」


脱サラしたのはちょうど豊岡市がコウノトリ育む農法に取り組む農法に取り組み始めた時期。「僕の父親も農薬をできるだけ使いたくなくて、アイガモ農法(水田に合鴨を放鳥し、水田の害虫や雑草を食べてもらうことで農薬や化学肥料に頼らず米を育てる農法。)などをしていたので戸惑いはなかったです。新しいもん好きだから従来のやり方ではないことをしてみたいんですよ。」


とはいえ、最初から順風満帆とはいかず・・・。米ぬかが除草に役立つと聞いて水田に散布したものの、散布量が多すぎて苗を枯らしてしまったなどの失敗も経験しました。



食に対する意識の変化を感じて


通常の米づくりでは、秋の収穫が終わると田んぼに水を入れませんが、コウノトリ育む農法では冬が次の年の米づくりの開始時期。コウノトリ育む農法では豊かな土壌にするため、冬の間も田んぼに水を張る冬期湛水を行います。こうすることでさまざまないきものが育ち、細かいドロの層ができ、雑草を抑えることになります。



「一年中休むヒマがないですね。コウノトリ育む農法でおいしいお米を作りたいので、みんなでいろいろ考えては挑戦しての繰り返し。苦労も多いけど、農薬を使わないお米が食べたいからという消費者も増えてきています。食に対する意識の変化を肌で感じます」と語ります。


無農薬栽培に継いてはひとつひとつの問題に一喜一憂しないようにしているとも。ちょっとぐらい草が生えても、まぁいいか、一年トータルで考えようという大きな気持ちでとらえるようにしているそうです。



田んぼから生まれる繋がり


米づくりは経験値が生きる仕事と断言する北村さん。


「肥料をあげるタイミング、難しいですね。僕はまだまだ確信が持てないから、葉色診断をする測定器を使って肥料をやる時期をチェックするんですけど、篤農家は肉眼でわかるんですよ。」


今はまだ米づくりの先輩である父や周囲の農家の人に相談したり、アドバイスを受けることも、そんなふうに米づくりに向き合ううちに、米作りはみんなの協力あってのものだとの思いも強くなってきました。



「田んぼに水を引くのも、苗を植えるのもいろんな人の力。僕ひとりでできることはしれてます。地域の人といっしょに、この自然を守りながら、米を作れるのがなによりもうれしい。米づくりって深いし、面白い。田んぼからいろんな繋がりが生まれていくんだなと感じています。」


繁忙期には地域で助け合い。米づくりのいろはを先輩が後輩に伝えられる絶好の機会です。田んぼにたくさんいる年は豊作といわれる豊年エビは、清水にしか出現しないそう。集落を見守る神社に、わらのお飾りがありました。


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